ジョージAロメロの名作映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のネタバレ感想

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』

監督 ジョージ・A・ロメロ
脚本 ジョン・A・ルッソ
原案 ジョージ・A・ロメロ
製作 カール・ハードマン、ラッセル・ストライナー
撮影 ジョージ・A・ロメロ
編集 ジョージ・A・ロメロ

四つ星映画！

郊外の一軒屋を舞台に、突如甦った死者たちと生存者の攻防を描いたジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画代表作！

ここからゾンビが誕生したと言って過言ではない位に完成されたゾンビ映画です。今みても面白いくらいにストーリーがしっかりしていてゾンビの概念も良く表現されている。

女性を主人公にする事で男尊女卑のアンチテーゼ。極限状態での人間の汚い所などがゾンビというフィルターを通して体感する事が出来る素晴らしい作品。

現在、ナイトオブザリビングデッドはニューヨーク近代美術館にも所蔵されていて、マニアの間ではカルト・クラシックとなっている。

内容

ゾンビ映画の金字塔的作品！ナイトオブリビングデッド！

前半からゾンビが出て屋敷に逃げ込むまでのテンポが良いので一気に引き込まれていきます。

今見てもそこらへんのグロいだけが売りのB級ゾンビ映画とは一線を画します。

当時の髪型・眼鏡などファッションを見る事が出来て楽しめる。
時代の流れでやはり女性の描き方が変わっていて、

オリジナルではただオロオロするだけのヒロインが本作では闘う女になり、観客の共感を誘っていくのです！

一軒家での篭城が映画の重要な部分になっていて、老夫婦は地下で鍵を閉めて逃げ込んでしまい一階はゾンビが侵入して地獄と化してしまいます。

極限状態で追い込まれると人間は　他人〈　自分

になって簡単に変化するのが映画をみていて感じる事が出来る。

ゾンビのクオリティーもロメロならではの完成度です。

ただ、やはり走ってくるゾンビに見慣れてしまったのか

ゾンビってこんなに遅いのか！？という印象が強いかもしれません。

最後に、ゾンビ達が木に吊るされてレジスタンスの射的の的にされているのが衝撃的！
ゾンビ虐待。。

さっきまで敵だったのになんだか複雑な気持ちになりました。

まとめ

映画全編を通して流れる音楽がいい感じです。

古いゾンビ映画ですが今観ても凄い楽しめる作品になっているので

まだ見ていないゾンビ好きな人にお勧めな名作映画です！