『風立ちぬ』ジブリ映画|感想・ネタバレ!
2013/11/11
宮崎駿監督の5年ぶりの新作映画「風立ちぬ」です(*^_^*)
早速にもレイトショーで観てきました♪
1200円は安くてお得ですよね!
風立ちぬ
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。
〜感想ネタバレ〜
宮崎駿は戦闘機が大好きだけど、戦争は大っ嫌いだそうです。今回の映画『風立ちぬ』はまさにそんな宮崎駿の好みが全面的に出た映画だと感じました!
戦闘機などは沢山出てきますが、戦争の悲惨なシーンなどは一切出てきません。ここら辺はジブリ作品なので徹底していますよね。
戦闘機ロマン + 恋愛ドラマ な感じでした!
映画はほとんど主人公ジロウの『美しい飛行機を作りたい!』という彼のひたむきな飛行機愛が描かれています。当時のドイツやイタリアといった飛行機の数々が出てきます。少し、『紅の豚』とリンクするようなシーンも多々出てきたりテンションが上がりました♪
ジロウと関東大震災の中で運命的な出会いを果たしたナオコとの切ないまでの出会いと分かれ。試作機の失敗で避暑に訪れていた中、ナオコと運命的に再会しお互いは付き合い結婚しますが、ナオコは結核の病に侵されていたのです。
ナオコは病気にもかかわらず、ジロウと東京で暮らす事を決意します。(この時、ナオコはもう長くないと思っていたのでしょう。)零戦を完成させるのに忙しく帰りが遅いジロウを待っていたり、ジロウをけなげに見守ります。
そして、零戦の試作機完成後ナオコは山の病院へ帰ります。ナオコとジロウの必死に生きる2人の姿に劇中泣きそうになりました。。
映画の最後、夢の中でナオコが出てきますが、おそらく亡くなったのでしょう。ナオコは『生きてね』といいます。『生きねば』といいます。
風立ちぬを通して、貧乏、病気や災害などにも負けず2人で必死に一日一日を生きているジロウとナオコには大変感動しました。今は、物も食べ物も沢山あります。医療も発達していたりと貧乏や戦争なんてのも知らない人がほとんどだと思います。しかし、今当たり前だと思える事は、実は当たり前ではなくてとてもありがたい事なんだと思いました。
エンドロールでは主題歌『ひこうき雲』をユーミンの声が心地よく歌っているので、映画の余韻に浸る事が出来てとっても良かったです♪
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